現代心理学部・現代心理学研究科の教育目的と各種方針
立教大学の教育目的と各種方針
現代心理学部の教育目的と各種方針
教育目的
学修成果
<心理学科>
「学士(心理学)」を授与される学生は、下記の知識・能力・技能を有する。
- 「人間とは何か」の根本問題に対し、心、身体、映像の3つの視点から理論的、技術的にアプローチでき、21世紀を生きる人間にとって有効な思考方法を身につけることができる。
- さらに、心理学、隣接・関連諸科学を構成する基礎的な諸概念を、包括的、学問的に理解し、問題の発見と解決に際して、それらを有効、的確に使用することができる。
- 心理学に関する文献を理解するために必要な、心理学の歴史、主な研究領域、学説、統計手法に対する基礎知識と英文読解力を涵養する。
- 心理学の基礎・応用に関連する事柄として、実験・調査・面接・テスト等に関する技術や方法論と、研究および実践活動に関する専門知識を身につける。
- 社会、企業、組織、地域、家庭におけるさまざまな問題解決のために、心理学の知識と方法論を応用する能力を身につける。
- 言語Aの学修によって、聞く・話す・読む・書くという基本的技能にもとづいて、状況に応じて適切なコミュニケーションができる。さらに、英語圏の文化のみならず、英語を通して得た国際的な知見によって、多様な文化を理解し、対応できる。また、自分の専門領域の内容を英語で学ぶ基礎を身につける。NEXUSプログラムにより入学した学生については、言語Bと合わせて大学での学修に必要とされる高度な日本語運用能力を養うとともに、実社会のコミュニケーションに対応できる実践的な日本語力を身につける。
- 言語Bの学修によって、聞く・話す・読む・書くという基本的技能にもとづいて、日常生活における基本的なコミュニケーションができる。さらに、当該言語圏の文化のみならず、その言語を学ぶ過程で獲得した多元的な視点を通じて、異文化を理解し、対応できる。また、留学生については、大学での学修に必要とされる高度な日本語運用能力を養うとともに、実社会のコミュニケーションに対応できる実践的な日本語力を身につける。
- 学びの精神では、立教大学設立理念の一端に触れ、自ら主体的に学ぶ姿勢を身につけ、大学での講義科目受講の包括的スキルを体得する。
- 多彩な学びでは、学問的知見の多様性と豊饒性を理解し、他の諸学問の成果を交錯させることで、世界を複眼的に解読する柔軟な知性を涵養する。また、スポーツ実習では、心身の健康増進を目的とした科学的知識を理解し、スポーツの実践をとおした体力の維持・向上、運動習慣を醸成する。
<映像身体学科>
「学士(映像身体学)」を授与される学生は下記の知識・能力・技能を有する。
- 「人間とは何か」の根本問題に対し、心、身体、映像の3つの視点から理論的、実践的アプローチを行なうことにより、21世紀を生きる人間にとって有効な思考方法を身に付けることができる。
- さらに「人間とは何か」の根本問題をめぐり、現代心理学部全体の知見を統合しつつ、心、身体、映像を多面的に理解する。
- 人間の <からだ> をめぐって多様に蓄積されてきた東西の哲学、身体技法を包括的に学ぶ <身体学> を修める。
- こうした <身体学> の内部にあるものとして、知覚と運動に関する人間科学的思考の基礎を身につける。
- 現代の知覚経験に大きく作用するものとしての機械映像の本質を、歴史的、理論的に学習する。映像を通して実現される表現や思考を解析し、批判し、創造的に実践できる技能を身につける。
- 言語Aの学修によって、聞く・話す・読む・書くという基本的技能にもとづいて、状況に応じて適切なコミュニケーションができる。さらに、英語圏の文化のみならず、英語を通して得た国際的な知見によって、多様な文化を理解し、対応できる。また、自分の専門領域の内容を英語で学ぶ基礎が身につく。また、NEXUSプログラムにより入学した学生については、言語Bと合わせて大学での学修に必要とされる高度な日本語運用能力を養うとともに、実社会のコミュニケーションに対応できる実践的な日本語力を身につける。
- 言語Bの学修によって、聞く・話す・読む・書くという基本的技能にもとづいて、日常生活における基本的なコミュニケーションができる。さらに、当該言語圏の文化のみならず、その言語を学ぶ過程で獲得した多元的な視点を通じて、異文化を理解し、対応できる。また、留学生については、大学での学修に必要とされる高度な日本語運用能力を養うとともに、実社会のコミュニケーションに対応できる実践的な日本語力を身につける。
- 学びの精神では、立教大学設立理念の一端に触れ、自ら主体的に学ぶ姿勢を身につけ、大学での講義科目受講の包括的スキルを体得する。
- 多彩な学びでは、学問的知見の多様性と豊饒性を理解し、他の諸学問の成果を交錯させることで、世界を複眼的に解読する柔軟な知性を涵養する。また、スポーツ実習では、心身の健康増進を目的とした科学的知識を理解し、スポーツの実践をとおした体力の維持・向上、運動習慣を醸成する。
学修環境
<心理学科>
心理学科では、上記の教育目標を実現するために、視覚実験のための暗室機能や聴覚実験のための防音室機能を備えた15の学生実験室をはじめ、多様な実験設備、コンピュータ、統計ソフト等を用意している。一方、面接・テストに用いる各種検査器具や解析ツールも整備している。また、専任教員の専門領域は、基礎心理学分野から応用心理学分野、臨床心理学分野に及び、幅広く心理学全般を学べる学習環境が用意されている。教育課程は、心理学の基礎を学ぶ学科必修科目、心理学の裾野を広げる学科選択科目B、心理学研究に関する知識と技法を学ぶ学科選択科目C、心理学専門領域に関する学びを深化する学科選択科目A、卒業研究の準備とその展開をはかる学科選択科目E、近接・関連諸科学の知見にふれ、心理学の広がりを知る学科選択科目Dなどにより構成する。さらに、社会の実態を把握するための専門的な知識と実施の技能を有することを証明する社会調査士の資格を取得するための制度を導入している。加えて、こころの専門家としての公認心理師として自立するための、臨床教育および臨床実習(見学実習)を展開するための環境も整えている。
<映像身体学科>
映像身体学科の学生のためには、上記の教育目標を実現するために、学生用撮影機材、編集設備(HD編集用プロ仕様のものも含む)、座席収納可能可動式のダンス・演劇用教室、4K(次世代高精細画像)映写設備を備えた映像上映用教室および映像作品・スチール写真の撮影が可能な学習環境を備えている。また、教員に第一線で活躍する舞台芸術家、映画監督、プロデューサー/ディレクターを擁しているので、作品制作を行う機会が随時提供されている。
身体学の基礎を身につけるのに必要なものとしては、身体社会論、身体人類学、生命システム論などに関する授業科目があり、その展開を学ぶものとして、身体学文献講読、各種演習、舞踊論、演劇論、メディア論などに関する多彩な授業科目がある。映像学の基礎を身につけるのに必要なものとしては、映像社会論、映像人類学などに関する授業科目があり、その展開を学ぶものとして、映像学文献講読、各種演習、映画論、写真論、広告論などに関する授業科目がある。また、身体・映像の2領域にわたってワークショップ形式の授業が数多く用意されており、舞踊、演劇、映像などに関し、現代第一線の技法をまのあたりにして学ぶことができる。
現代心理学部の教育目的
教育課程の編成と特色
心理学科の教育課程は、学士課程における修業年限4年間を「導入期」「形成期」「完成期」の3期に区分する『RIKKYO Learning Style』に準拠して編成している。各期のねらいと特色は以下のとおりである。
- 導入期は「学びの精神」「学びの技法」「言語教育科目」などにより構成される。そのねらいは、立教大学、現代心理学部、心理学科における多彩な学びに必要な要素を徹底的に身につけることに置かれる。また、4年間の学習過程の展望と生涯にわたるキャリアデザインの視座を得ることを目標とする。なお、NEXUSプログラムでは、標準0.5年間〔1学期間〕の日本語集中履修期間に加え、言語Aおよび言語Bにおける日本語、ならびに平易な日本語を用いて実施する「学びの精神」の履修をとおして、学ぶための姿勢と基礎的な知識・技法を身につける。
- 形成期は「学部コラボレーション科目」「専門教育科目」「多彩な学び」などにより構成される。そのねらいは、心理学関連領域に関する多彩な学びに加え、心理学的な手法の実践的な学びを広範に展開し、専門性を高めることに置かれる。また、社会との関係性を広げ、他者や異文化への理解を深めながら、国際的な視野に立って心理学の知見を活用するために英語をつうじた最先端の学びを陶冶することにも留意する。
- 完成期は、「学科選択科目A(演習)」および「学科選択科目E(卒業論文)」「多彩な学び(グローバル教養副専攻など)」などにより構成される。そのねらいは、これまでの学びをふまえながら、心理学の学びを深化させ、独自の研究テーマを設定して卒業研究に従事することや、より一層様々な学びを展開し多様な知識を積み重ねることに置かれる。また、これまでの自身の学生生活と人間的な成長を振り返りつつ、国際感覚をそなえた教養人として自立することを目標とする。その際、心理学科では、各自のキャリアデザインに応じて、認定心理士や社会調査士、公認心理師などの資格取得が可能となる独自の教育課程を編成している。
心理学科(卒論選択型)のカリキュラムの構造
心理学科(卒論非選択型)のカリキュラムの構造
教育課程の構成
心理学科の教育課程の卒業要件単位は124単位であり、履修区分に応じて以下の科目群に分けられている。
- 必修科目(30単位)は、以下の科目区分で構成する。
言語教育科目(言語A)6単位
言語教育科目(言語B)4単位
専門必修科目 20単位 - 選択科目(卒論選択者:66単位/卒論非選択者:54単位)は、以下の科目区分で構成する。
学びの精神 4単位
多彩な学び・スポーツ科目 14単位
学部コラボレーション科目 2単位
学科選択科目A(演習) 4単位
学科選択科目B(講義) 10単位
学科選択科目C(研究法) 4単位
学科選択科目D(特別講義) 16単位
学科選択科目E(卒業論文)卒論選択者12単位 - 自由科目(卒論選択者26単位以上/卒論非選択者38単位以上)は、自由選択科目、言語自由科目などである。
教育課程の特色
- 心理学科では、導入期および形成期において心理学に関する文献を理解するために必要な心理学の基礎知識と英文読解力を涵養するとともに、小人数グループに分かれて行う実験実習や調査実習をとおして、研究や調査を計画・立案し、得られたデータを分析し、結果を報告する能力を身につける。また、心理学の専門知識・経験がどのように社会的貢献につながるのかを学ぶ。完成期においては、各教員が開講する演習(ゼミ)に全員が所属し、興味のある心理学領域を深く学ぶほか、様々な講義・演習科目を履修し心理学および関連領域の知識を拡げる。卒論選択者は、以上に加えて教員による綿密な指導の下で卒業研究を行い、卒業論文を作成する。あわせて、卒業(学士取得)後の進路志望を考慮しながら、社会調査士資格の取得や公認心理師の「必要な科目」の修得と、グローバル教養副専攻の修了を達成することができる。
- 言語教育科目では、必修科目として言語A(英語)と言語B(ドイツ語・フランス語・スペイン語・中国語・朝鮮語・ロシア語・日本語(留学生のみ)から1言語を選択)の2言語を課している。ただし、NEXUSプログラムでは言語Aと言語Bともに、日本語を課す。さらに学修を深め、新しい言語に挑戦するための言語自由科目(14言語)を開講している。少人数クラスでの「聞く・話す・読む・書く」の基本的技能の訓練を通じて、当該言語による専門的または日常的なコミュニケーションを可能にし、異文化対応能力を育成する。
- 学びの技法は、大学における学問を修めるうえで必要なスキルの向上を目的とする。学部の専門領域に即して、スチューデント・スキルおよびスタディ・スキルの向上、情報リテラシーの理解、キャリアプランの形成等を、少人数の演習形式で実施する。
- 学びの精神は、大学で学ぶこと、また立教大学での学びの意味について理解する科目群である。宗教、人権、大学、立教大学ならではの専門性をキーワードに据え、多様な主題を交えた科目を配置する。
- 多彩な学びは、広範な学問分野を俯瞰した、多彩な科目群である。人文学、社会科学、自然科学、スポーツ人間科学に依拠しながらもその枠を超えた、幅広い知識と教養、総合的な判断力を養う科目を配置する。スポーツ実習は、スポーツの実践をとおして健康の維持向上を図る科目群である。運動技術の向上を目指すスポーツプログラム、実践に加えて歴史的、文化的背景を身につけるスポーツスタディを配置する。
「学部・学科の学修成果」と、科目群もしくは科目との関係
- 「人間とは何か」の根本問題に対し、心、身体、映像の3つの視点から理論的、技術的にアプローチでき、21世紀を生きる人間にとって有効な思考方法を、学部必修科目により身につける。
- さらに、心理学、隣接・関連諸科学を構成する基礎的な諸概念を、学科必修科目および学部コラボレーション科目により包括的、学問的に理解し、問題の発見と解決に際して、それらを有効、的確に使用することができる。
- 心理学に関する文献を理解するために必要な、心理学の歴史、主な研究領域、学説、統計手法に対する基礎知識と英文読解力を、学科選択科目B(講義)により身につける。
- 心理学の基礎・応用に関連する事柄として、実験・調査・面接・テスト等に関する技術や方法論を学科選択科目C(研究法)により習得する。さらに、研究および実践活動に関する専門知識を学科選択科目A(演習)により、加えて卒論選択者は学科選択科目E(卒業論文)により身につける。
- 社会、企業、組織、地域、家庭におけるさまざまな問題解決のために、心理学の知識と方法論を応用する能力を、学科選択科目D(特別講義)により身につける。
- 言語Aの学修によって、聞く・話す・読む・書くという基本的技能にもとづいて、状況に応じて適切なコミュニケーションができる。さらに、英語圏の文化のみならず、英語を通して得た国際的な知見によって、多様な文化を理解し、対応できる。また、自分の専門領域の内容を英語で学ぶ基礎を身につける。ただし、NEXUSプログラムでは、言語A(日本語)の学修によって、大学での学修に必要とされる高度な日本語運用能力を養うとともに、実社会のコミュニケーションに対応できる実践的な日本語力が身につく。
- 言語Bの学修によって、聞く・話す・読む・書くという基本的技能にもとづいて、日常生活における基本的なコミュニケーションができる。さらに、当該言語圏の文化のみならず、その言語を学ぶ過程で獲得した多元的な視点を通じて、異文化を理解し、対応できる。また、留学生については、大学での学修に必要とされる高度な日本語運用能力を養うとともに、実社会のコミュニケーションに対応できる実践的な日本語力を身につける。
- 学びの精神では、立教大学設立理念の一端に触れ、自ら主体的に学ぶ姿勢を身につけ、大学での講義科目受講の包括的スキルを体得する。
- 多彩な学びでは、学問的知見の多様性と豊饒性を理解し、他の諸学問の成果を交錯させることで、世界を複眼的に解読する柔軟な知性を涵養する。また、スポーツ実習では、心身の健康増進を目的とした科学的知識を理解し、スポーツの実践をとおした体力の維持・向上、運動習慣を醸成する。
現代心理学部の教育目的
教育課程の編成と特色
映像身体学科の教育課程は、学士課程における修業年限4年間を「導入期」「形成期」「完成期」の3期に区分する『RIKKYO Learning Style』に準拠して編成している。各期のねらいは以下のとおりである。
- 導入期は、「学びの精神」、「学びの技法」、言語教育科目などで構成し、大学および映像身体学科でのあらゆる学びに必要な要素を徹底的に身につける。なお、NEXUSプログラムでは、標準0.5年間〔1学期間〕の日本語集中履修期間に加え、言語Aおよび言語Bにおける日本語、ならびに平易な日本語を用いて実施する「学びの精神」の履修をとおして、学ぶための姿勢と基礎的な知識・技法を身につける。
- 形成期は、学部コラボレーション科目、学科選択科目A(基礎演習/文献講読)、学科選択科目B(専門演習)、「多彩な学び」などで構成し、映像身体学に関する知識を修得して専門性を高めると同時に、社会との関係性を広げ、そして他者や異文化への理解を深める。
- 完成期は、学科選択科目B(専門演習)、学科選択科目D(卒業論文・卒業制作)、「多彩な学び」などで構成し、大学の4年間の学びと自身の成長を振り返りつつ、その集大成として卒業論文または卒業制作をまとめるとともに、将来に向けた社会的活動の展望を獲得する。
映像身体学科のカリキュラムの構造
教育課程の構成
映像身体学科の教育課程の卒業要件単位は124単位であり、履修区分に応じて以下の科目群に分けられている。
- 必修科目(26単位)は、以下の科目区分で構成する。
言語教育科目(言語A)6単位
言語教育科目(言語B)4単位
専門必修科目 16単位 - 選択科目(78単位)は、以下の科目区分で構成する。
学びの精神 4単位
多彩な学び・スポーツ科目 14単位
学部コラボレーション科目 2単位
学科選択科目A(基礎演習/文献購読)2単位・学科選択科目B(専門演習)・学科選択科目C(専門展開科目)・学科選択科目D(卒業論文・卒業制作) 56単位 - 自由科目(20単位以上)は、自由選択科目、言語自由科目などである。
教育課程の特色
- 映像身体学科では、まず1年次に開講される「入門演習1,2」によって映像身体学科を構成する専任教員の知識、経験の多様性を知り、映像身体学の学習に必要な基礎概念を理解する。また、基礎文献の読解力を養い、映像と身体についての自らの思考力を深める。さらに、本学科が唱える新たな学問領域「映像身体学」についての基本発想を1年次必修科目「映像身体学入門1,2」を通して身につける。2年次においては「基礎演習」および「文献講読」、3,4年次においては「専門演習1,2」を通じて映像身体学に必要な知見と技法を深める。また、これと並行して開講されるさまざまなワークショップや講義を通じて、映像身体学の拡がりを学ぶ。
- 言語教育科目では、必修科目として言語A(英語)と言語B(ドイツ語・フランス語・スペイン語・中国語・朝鮮語・ロシア語・日本語(留学生のみ)から1言語を選択)の2言語を課している。ただし、NEXUSプログラムでは言語Aと言語Bともに、日本語を課す。さらに学修を深め、新しい言語に挑戦するための言語自由科目(14言語)を開講している。少人数クラスでの「聞く・話す・読む・書く」の基本的技能の訓練を通じて、当該言語による専門的または日常的なコミュニケーションを可能にし、異文化対応能力を育成する。
- 学びの技法は、大学における学問を修めるうえで必要なスキルの向上を目的とする。学部の専門領域に即して、スチューデント・スキルおよびスタディ・スキルの向上、情報リテラシーの理解、キャリアプランの形成等を、少人数の演習形式で実施する。
- 学びの精神は、大学で学ぶこと、また立教大学での学びの意味について理解する科目群である。宗教、人権、大学、立教大学ならではの専門性をキーワードに据え、多様な主題を交えた科目を配置する。
- 多彩な学びは、広範な学問分野を俯瞰した、多彩な科目群である。人文学、社会科学、自然科学、スポーツ人間科学に依拠しながらもその枠を超えた、幅広い知識と教養、総合的な判断力を養う科目を配置する。スポーツ実習は、スポーツの実践をとおして健康の維持向上を図る科目群である。運動技術の向上を目指すスポーツプログラム、実践に加えて歴史的、文化的背景を身につけるスポーツスタディを配置する。
「学部・学科の学修成果」と、科目群もしくは科目との関係
- 「人間とは何か」の根本問題に対し、1年次必修科目において、心、身体、映像の3つの視点から理論的、実践的アプローチを行なうことにより、21世紀を生きる人間にとって有効な思考方法を身につけることができる。
- さらに、学部コラボレーション科目において、「人間とは何か」の根本問題をめぐり、現代心理学部全体の知見を統合しつつ、心、身体、映像を多面的に理解する。
- 学科選択科目A~Cにおいて、人間の <からだ> をめぐって多様に蓄積されてきた東西の哲学、科学思想・身体技法を包括的に学ぶ <身体学> を修める。
- 学科選択科目Cにおいてこうした <身体学> の内部にあるものとして、知覚と運動に関する人間科学的思考の基礎を身につける。
- 学科選択科目A~Cにおいて、現代の知覚経験に大きく作用するものとしての機械映像の本質を、歴史的、理論的に学習する。映像を通して実現される表現や思考を解析し、批判し、創造的に実践できる技能を身につける。
- 言語Aの学修によって、聞く・話す・読む・書くという基本的技能にもとづいて、状況に応じて適切なコミュニケーションができる。さらに、英語圏の文化のみならず、英語を通して得た国際的な知見によって、多様な文化を理解し、対応できる。また、自分の専門領域の内容を英語で学ぶ基礎が身につく。ただし、NEXUSプログラムでは、言語A(日本語)の学修によって、大学での学修に必要とされる高度な日本語運用能力を養うとともに、実社会のコミュニケーションに対応できる実践的な日本語力が身につく。
- 言語Bの学修によって、聞く・話す・読む・書くという基本的技能にもとづいて、日常生活における基本的なコミュニケーションができる。さらに、当該言語圏の文化のみならず、その言語を学ぶ過程で獲得した多元的な視点を通じて、異文化を理解し、対応できる。また、留学生については、大学での学修に必要とされる高度な日本語運用能力を養うとともに、実社会のコミュニケーションに対応できる実践的な日本語力を身につける。
- 学びの精神では、立教大学設立理念の一端に触れ、自ら主体的に学ぶ姿勢を身につけ、大学での講義科目受講の包括的スキルを体得する。
- 多彩な学びでは、学問的知見の多様性と豊饒性を理解し、他の諸学問の成果を交錯させることで、世界を複眼的に解読する柔軟な知性を涵養する。また、スポーツ実習では、心身の健康増進を目的とした科学的知識を理解し、スポーツの実践をとおした体力の維持・向上、運動習慣を醸成する。
教育目的
教育活動
教育内容
学部共通
必修科目である「現代心理学入門」と多彩な選択科目群を通じて、「心」「身体」「映像」の3つの視点から、「人間とは何か」という問題へのアプローチに有効な基礎的概念と思考方法を総合的に学びます。さらに、大学全体で展開している「全学共通科目」の外国語科目により、外国語の実践的な運用能力を身につけ、総合科目により、専門性の支えとなるこの時代の教養を磨きます。
心理学科
導入期に設置された必修科目により、その後の専門的心理学教育に必要な幅広い基礎知識とデータ処理技術の基本を学びます。形成期には「心理学実験・調査実習」により、心理学の方法の根幹をなす実験、観察、調査、テストなどを実習形式で体験的に学びます。また「心理学文献講読」を通して、心理学の学習や研究に必要な英語論文の読解力を養います。形成期の後半には高度な研究技法を身につけます。あわせて、グローバル教養副専攻科目の履修や短期留学などを通じて、研究に対する視野の拡張をはかります。さらに、完成期からは専門分野ごとに演習科目があり、自らの興味にしたがって、さらに進んだ心理学を学びます。同時に、より一層様々な学びを展開し多様な知識を積み重ねることを通じて、学びを昇華させます。加えて、卒業論文選択者は、教員の指導を受けながら独自の研究を行い、卒業論文をまとめます。その際、全学共通科目や自由科目の履修により修得した知見も参照することにより、現代心理学を幅広く学ぶことができます。
映像身体学科
1年次に設置された必修科目「入門演習1,2」により、大学で学ぶために不可欠なスキルをはじめ、映像と身体をめぐる思考と表現について基本的な考え方や基礎的な知識を幅広く修得し、併せて各自の問題関心を培います。同じく1年次必修科目である「映像身体学入門1,2」により、本学科が唱える新たな学問領域「映像身体学」の基本発想を身につけます。2年次春学期に選択履修する「基礎演習」や「文献講読」により、3・4年次の「専門演習1,2」の前提となる発想、知識、技能、態度などを修得します。3年次からは、1・2年次までの準備的・基礎的な学習を踏まえてさらに深く探究する選択科目「専門演習1,2」を履修することができます。「専門演習1,2」では、各クラス独自のプログラムで2年間継続的かつ系統的な指導を受け、その成果を卒業論文または卒業制作に結実させることを目標とします。以上と並行して、「身体社会論」、「映像社会論」など、科目によって1年次秋学期から選択履修できる多様な専門科目が展開されており、映像と身体、そして両者の関係について広く深く学ぶことができます。
指導体制
- 心理学科専任教員の専門領域は、基礎心理学分野から応用心理学分野、臨床心理学分野に及び、幅広く心理学全般を学べる学習環境が用意されています。また、映像身体学科専任教員には、第一線で活躍する舞台芸術家、映画監督、プロデューサー/ディレクターを擁しており、作品制作を行う機会が随時提供されています。
- 実習科目や演習科目では少人数での授業を展開しています。
- 多くの科目で学外からゲストスピーカーを招いて最先端の研究を紹介し、多彩な授業を展開しています。
- 多くの科目でティーチング・アシスタント(TA)を配置し、きめ細かい指導を行なっています。
- 基幹科目については教科書、参考書が図書館に配置されています。
- 視覚実験のための暗室機能や聴覚実験のための防音室機能を備えた15の学生実験室をはじめ、多様な実験設備を用意しています。
- 面接・テストに用いる各種検査器具や解析ツールを整備しています。
- 学生用撮影機材、編集設備、座席収納が可能なダンス・演劇用教室、4K(次世代高精細画像)映写設備を備えた映像上映用教室および映像作品・スチール写真の撮影が可能な学習環境を備えています。
- アドバイザーおよびオフィスアワーが導入されており、学業や大学生活全般について相談することができます。
指導法
- カリキュラムは、初歩から高度なものへと無理なく学べるよう、各段階での学習の前提となる知識、技術の教育が合理的に学年配当されています。
- 実習系科目によっては、すべての課題にレポート提出を義務づけ、作文技術まで個別に指導するものもあるなど、丹念な教育が行なわれています。
- 多くの演習科目ではプレゼンテーション技術についても指導を行います。また大学院生の研究に触れる機会が頻繁にあり、先端的研究の実際について身近で学ぶことができます。
- 多くの授業で視聴覚教材を活用しています。
- 企業や研究所の見学をおこなっている科目があります。
- フィールドスタディをはじめとして、実践的体験を内容に組み込んだ授業が数多く展開されています。
入学者に求める知識・技能・態度・体験
知識
技能
態度
体験
入試種別の目的
- 一般入試
本学ならびに現代心理学部の教育目的を理解し、現代心理学部での教育を志望する者に対して、高等学校における教科・科目の学習の達成度を測り、選抜することを目的とする。 - 大学入学共通テスト利用入試
本学ならびに現代心理学部の教育目的を理解し、現代心理学部での教育を志望する者に対して、高等学校における教科・科目の学習の達成度を、大学入学共通テストを利用して測定し、選抜することを目的とする。 - 自由選抜入試
志望する学部に関連した高い能力をもつ者、あるいは学業以外の諸活動の分野に秀でた個性をもつ者で、本学ならびに現代心理学部の教育目的を理解し、そこで学びたいという熱意を提出書類および面接等の内容により多面的・総合的に評価し、選抜することを目的とする。 - アスリート選抜入試
スポーツ競技の実績が優秀であるだけでなく、人格的にも優れ学業に対する高い意欲をもつ者を、競技実績や提出書類、小論文、面接等の内容により多面的・総合的に評価し、選抜することを目的とする。 - 外国人留学生入試
国際交流の一環として、交換留学制度とは別に、本学での教育を希望する外国人留学生を選抜することを目的とする。募集は書類選考で、提出書類および日本留学試験の成績等の内容により、多面的・総合的に評価する。 - 社会人入試
大学で学ぶ意欲をもつ社会人を、提出書類や面接等の内容により多面的・総合的に評価し、一般入試とは別の入学試験によって選抜することを目的とする。 - 指定校推薦入学
現代心理学部が自らの教育目的に基づいて、特色ある教育を行っている高等学校を指定したうえで、現代心理学部の教育目的を理解し、現代心理学部が定める一定の学力を有する者を高等学校長が推薦し現代心理学部が受け入れることを目的とする。 - 関係校推薦入学
日本聖公会に所属する高等学校を対象として、本学ならびに現代心理学部の教育目的を理解し、キリスト教に基づく教育を継続して学びたいという意欲のある者を高等学校長が推薦し本学が受け入れることを目的とする。 - 学校長推薦による入学(NEXUS)
NEXUSプログラム日本語集中履修期間のカリキュラム内容ならびに2学期目以降に接続する現代心理学部カリキュラムにおける教育目的に基づいて、特色ある教育や言語教育を行っている外国の高等学校を指定したうえで、次世代に繋がるグローバルな協働共生について日本語コミュニケーションを通じ実践する姿勢を持ち、かつ現代心理学部の教育目的を理解し本学が定める一定の学力を有する者を当該の高等学校長が推薦し現代心理学部が受け入れることを目的とする。
入学前学習
1.現代心理学部として求める教員像
- 本学の建学の精神及び教育の理念を踏まえ、現代心理学部の「学位授与の方針」及び「入学者受入れの方針」並びに各学科の「教育課程編成の方針」(以下「3方針」という。)を理解する者
- 現代心理学部における教育を担当するにふさわしい教育上の能力を有する者
- 教育研究の成果を広く社会に提供することにより社会の発展に寄与する能力を有する者
- 学生の自主的な学びを支援できる者
- 個々人の「人格と尊厳」を尊重できる者
- 教育理念の実現に向けて、他者との協働及び連携を行うことができる者
2.教員組織の編成方針
教育研究上の目的
必要教員数
教員構成
主要授業科目の担当
教員の募集・採用・昇格
教員の役割分担、連携等
教育内容の改善のための組織的な研修等
現代心理学研究科の教育目的と各種方針
博士課程前期課程
博士課程前期課程を修了する者が身につけるべき知識、能力等を下記の通り定める。
各課程に2年(4学期)以上在学して所定の単位を修得し、かつ研究指導を受けた上、修士論文を提出して、その審査および最終試験に合格した者は、これらの知識、能力等を身に付けていると認め、修士の学位を授与する。ただし、心理学専攻においては、特別進学生制度で進学した者については本課程に1年(2学期)以上在学すれば足りるものとする。
心理学専攻/修士(心理学)
- 最先端の研究法を身につけ、実際に研究場面で運用できる能力。
- 最先端の研究と成果についての幅広い心理学の知識。
- 習得した技法や知識を自分の研究に活用できる能力。
- 研究を論理的、多角的、客観的に捉えることができる能力。
臨床心理学専攻/修士(臨床心理学)
【臨床心理学の高度専門職業人を目指す者】- 臨床心理学の理論および実践への応用を学習し、心理学的な支援の専門家としての基本的な態度と技法。
- 臨床心理学の優れた見識と能力を持ち、臨床心理士・公認心理師をはじめとする高度専門職業人として、教育・医療・福祉・産業・司法の領域で心理療法、心理学的な相談・助言・査定・情報提供・多職種連携などにおいて活躍できる能力。
- 臨床心理学の研究法を習得し、社会的な意義を持つ研究を行える能力。
- 臨床心理学の理論および臨床心理士・公認心理師による臨床心理学の実践への応用を学習し、臨床心理学の研究法を習得し、社会的な意義を持つ研究を行える能力。
- 臨床心理学の分野において自立した研究者となるために博士課程後期課程に進学できる能力。
映像身体学専攻/修士(映像身体学)
- 映像身体学の基礎理論とその研究方法を修得し、その専門的知見を深めながら、映像身体学の研究課題に対してそれらを適切に使える能力。
- 映像身体学、ならびに映像と身体に関する学の幅広い知識。
- 映像や舞台における専門家、または企業や行政機関、NGOやNPOなどで高度専門職業人として、あるいは、博士課程後期課程に進学して自立した研究者や制作実践者として、映像身体学を幅広く展開し、探究して活躍できる能力。
- 研究を論理的、多角的、客観的に捉えることができる能力。
博士課程後期課程
博士課程後期課程を修了する者が身につけるべき知識、能力等を下記の通り定める。
各課程に3年(6学期)以上在学して所定の単位を修得し、博士学位論文作成に関する所定の研究指導を受け、博士論文を提出し、その審査および最終試験に合格した者に対して、博士の学位を授与する。ただし、心理学専攻においては、優れた研究業績を上げ、所定の手続きをして認定を受けた者については本課程に1年(2学期)以上在学すれば足りるものとする。
心理学専攻/博士(心理学)
- 企業や行政機関の研究所、シンクタンク、NGOやNPOなどにおいて活躍できる、心理学の分野の高度な専門性。
- 大学その他の教育・研究機関で教育者・研究者として独立した研究を遂行できる能力、後進に適確な指導を行える能力。
臨床心理学専攻/博士(臨床心理学)
【臨床心理学の高度専門職業人を目指す者】- 臨床心理学の理論および実践への応用についての知識を踏まえ、臨床心理士・公認心理師をはじめとする高度専門職業人として、心理学的な支援の専門家の基本的な態度と技法を大学その他の教育機関で教育する能力。
- 臨床心理学の分野の高度な専門性を活かして、医療・福祉・司法・教育・産業機関などで、臨床心理学的支援の専門家として活躍できる能力。
- 臨床心理学の研究法を習得し、大学その他の研究機関において、臨床心理学的に社会的な意義を持つ研究が自律的に行える能力。
- 臨床心理学の理論および臨床心理士・公認心理師による臨床心理学の実践への応用についての知識を踏まえた上で、臨床心理学の研究法を習得し、大学その他の研究機関において教育する能力。
- 臨床心理学の研究法を習得し、大学その他の研究機関において、社会的な意義を持つ研究を自律的に行える能力。
映像身体学専攻/博士(映像身体学)
- 最新の研究動向を踏まえ、専門領域の知見を深めながら高度に研究を展開して、隣接する学問領域と連携して幅広く活躍できる能力。
- 映像身体学の高度な専門性を活かして主体的に論文を作成する能力。
- 大学その他の教育・研究機関で自立した教育者・研究者として、社会的意義のある研究を遂行する能力。あるいは、企業や行政機関の研究所、シンクタンク、NGOやNPOなどで、高度な専門職業人として社会的意義のある活動を展開する能力。
博士課程前期課程
心理学専攻/修士(心理学)
本課程では、学位授与の方針に沿って、以下のとおり「必修科目」、および「選択科目」を組み合わせて教育課程を編成している。なお、これらの教育課程を通じて得られる学修成果は、科目ごとに定める評価基準および修士論文審査基準によって評価する。
- 「基礎心理学研究法」「応用心理学研究法」等の必修科目では 、最先端の研究法を身につけ、実際に研究場面で運用できる能力を身につける。
- 「発達心理学特殊研究」「認知心理学特殊研究」等の選択科目 では、最先端の研究と成果についての幅広い心理学の知識を身につける。
- 修士論文では、習得した技法や知識を自分の研究に活用できる能力を身につける。
- 研究指導では、現代心理学特殊演習や個々の教員の演習などにおいて研究発表と討論の機会を豊富に設けることで、研究を論理的、多角的、客観的に捉えることができる能力を身につける。上記の授業や指導によって涵養された技能や知識を自分の研究に活用できる能力を、修士論文作成を通じて身につける。
臨床心理学専攻/修士(臨床心理学)
本課程では、学位授与の方針に沿って、以下のとおり「臨床心理士関係科目」「公認心理師関係科目」「査定・面接科目」「実習科目」および「研究法・統計法科目」を組み合わせて教育課程を編成している。なお、これらの教育課程を通じて得られる学修成果は、科目ごとに定める評価基準および修士論文審査基準によって評価する。
【臨床心理学の高度専門職業人を目指す者】- 「臨床心理面接特論」「臨床心理基礎実習」等の必修科目では、臨床心理士養成のための科目、公認心理師養成のための科目として、臨床心理学の優れた見識と能力を持ち、臨床心理士・公認心理師をはじめとする高度専門職業人として、教育・医療・福祉・産業・司法の領域で活躍できる能力を身につける。
- 「臨床心理実習」「心理実践実習」等の選択科目では、心理学的な支援の専門家としての基本的な態度と技法を身につける。
- 研究指導では、社会的な意義を持つ研究を行える能力を身につける。
- 「臨床心理査定演習」「臨床心理学特論」等の必修科目では心理学的な支援の専門家としての基本的な態度と技法についての知識を身につける。
- 「心理統計法特論」「臨床心理学研究法特論」等の選択科目では、臨床心理学および社会的な意義を持つ研究を行える能力を身につける。
- 研究指導では、臨床心理学の分野において自立した研究者となるために博士課程後期課程に進学できる能力を身につける。
映像身体学専攻/修士(映像身体学)
本課程では、学位授与の方針に沿って、以下のとおり「必修科目」、および「選択科目」を組み合わせて教育課程を編成している。なお、これらの教育課程を通じて得られる学修成果は、科目ごとに定める評価基準および修士論文審査基準によって評価する。
- 必修科目では、「映像身体学原論」、「映像身体学研究法」にて映像身体学の基礎理論とその研究方法を習得し、その専門的知見を深めながら映像身体学の研究課題に対してそれらを適切に使える能力を身につける。
- 選択科目では、多様に設定されている基盤研究系科目や制作・表現系科目、ならびにプロデュース系科目によって、専門的知見、映像身体学ならびに映像と身体に関する学の幅広い知識を修得して、映像身体学を幅広く展開し、探究する能力を身につける。
- 必修科目と選択科目を組み合わせて修得することで、映像や舞台における専門家、または企業や行政機関、NGOやNPOなどで高度専門職業人として、あるいは、博士課程後期課程に進学して自立した研究者や制作実践者として、映像身体学を幅広く展開し、探究して活躍できる能力を身につける。
- 研究発表と討議の機会を豊富に設けることで、研究を論理的、多角的、客観的に捉えることができる能力を身につける。
博士課程後期課程
心理学専攻/博士(心理学)
本課程では、学位授与の方針に沿って、以下のとおり「コースワーク」「リサーチワーク(研究指導)」を組み合わせて教育課程を編成している。なお、これらの教育課程を通じて得られる学修成果は、科目ごとに定める評価基準および博士論文審査基準によって評価する。
- 「コースワーク」では、「知覚心理学特殊研究」「認知心理学特殊研究」「社会心理学特殊研究」等の授業科目を履修することによって、企業や行政機関の研究所、シンクタンク、NGOやNPOなどにおいて活躍できる、対象を客観化し、論理的に捉え、実証的に検証できる心理学の分野の高度な専門性を身につける
- 「リサーチワーク(研究指導)」では、指導教員を定め、そのもとで博士論文を作成し、大学その他の教育・研究機関で教育者・研究者として、独自にテーマを設定し、そのテーマを追求する研究計画を立案し、着実に独立した研究を遂行できる能力、心理学的な視点から事象を捉え、それを心理学的にどのように解明していくかを後進に明示できる等の適確な指導を行える能力を身につける。
臨床心理学専攻/博士(臨床心理学)
本課程では、学位授与の方針に沿って、以下のとおり「コースワーク」「リサーチワーク(研究指導)」を組み合わせて教育課程を編成している。なお、これらの教育課程を通じて得られる学修成果は、科目ごとに定める評価基準および博士論文審査基準によって評価する。
- 臨床心理学的支援の高度専門職業人をめざす者を対象とする「コースワーク」では、「臨床心理学的研究法」の授業科目を履修し、臨床心理学の幅広い知識を身につけ、臨床心理学の理論および実践への応用についての知識を踏まえ、臨床心理学の分野の高度な専門性を活かして、医療・福祉・司法・教育・産業機関などで、臨床心理学的支援の専門家として活躍できる能力を身につける。また、多様な視点から批判的に自らの研究を検討し、大学その他の研究機関において、社会的な意義を持つ研究が行える能力の基礎を身につける。
- 臨床心理学の研究者をめざす者を対象とする「コースワーク」では、「臨床心理学的研究法」の授業科目を履修し、臨床心理学の幅広い知識を身につけ、臨床心理学の理論および実践への応用についての知識を踏まえ、心理学的な支援の専門家の基本的な態度と技法を大学その他の教育機関で教育する能力を身につける。また、多様な視点から批判的に自らの研究を検討し、大学その他の研究機関において、社会的な意義を持つ研究を行える能力の基礎を身につける。
- 「リサーチワーク(研究指導)」では、指導教員を定め、そのもとで博士論文を作成し、高度な臨床心理学的な専門性を備え、社会的に意義を持つ研究を自律的に行う能力を身につける。
映像身体学専攻/博士(映像身体学)
本課程では、学位授与の方針に沿って、以下のとおり「コースワーク」「リサーチワーク(研究指導)」を組み合わせて教育課程を編成している。なお、これらの教育課程を通じて得られる学修成果は、科目ごとに定める評価基準および博士論文審査基準によって評価する。
- 「コースワーク」では、多様に設定されている基盤研究系科目を履修し、最新の研究動向を踏まえ、専門領域の知見を深めながら高度に研究を高度に展開して、隣接する学問領域と連携する力を身につける。
- 「リサーチワーク(研究指導)」では、指導教員を定め、その指導のもとで映像身体学の高度な専門性を活かして主体的に博士論文を作成し、その高度な専門性を活かして社会的意義のある研究や活動を自立して遂行する能力を身につける。
- 「コースワーク」と「リサーチワーク」を組み合わせて修得することで、大学その他の教育・研究機関で自立した教育者・研究者として社会的意義のある研究を遂行する能力を身につける。あるいは、企業や行政機関の研究所、シンクタンク、NGOやNPOなどで、高度な専門職業人として社会的意義のある活動を展開する能力を身につける。
博士課程前期課程
博士課程後期課程
1.現代心理学研究科として求める教員像
- 本学の建学の精神及び教育の理念を踏まえ、現代心理学研究科の「学位授与の方針」、「教育課程編成の方針」、「入学者受入れの方針」(以下「3方針」という。)を理解する者
- 現代心理学研究科における教育を担当するにふさわしい教育上の能力を有する者
- 専門の学術を研究し、教育研究の成果を広く社会に提供することにより社会の発展に寄与する能力を有する者
- 学生の自主的な学びを支援できる者
- 個々人の「人格と尊厳」を尊重できる者
- 教育理念の実現に向けて、他者との協働及び連携を行うことができる者