「国際協力人材」育成プログラムグローバル人材の育成

「国際協力人材」育成プログラムは、全学部の学生を対象とし、英語で「国際協力」に関する幅広い分野を体系的に学ぶことができるプログラムです。
国際協力と一言でいっても、その分野は非常に多岐にわたります。本プログラムでは、国際協力の幅広い分野を網羅して学べる基礎的な科目から、ゼミ形式で各分野を掘り下げて学ぶ科目、フィールドワークで国際協力の最前線を直接学べる科目などを開講しています。近年、企業や自治体、大学などでも国際協力分野において、持続可能な開発目標(SDGs)に関する様々な取組がなされており、これらについても学ぶことができます。

プログラム概要

地球規模の課題解決に貢献できる「国際協力人材」を育成

国際社会は21世紀を迎えてもなお、貧困格差の拡大、テロ攻撃、武力紛争、気候変動、感染症、経済危機、食料の安全保障といった問題が山積しています。そうした地球規模の課題(グローバル・イシュー)を十分に理解し、多角的なアプローチから解決するための力を身に付けた「国際協力人材」の育成が求められています。

国際協力やSDGsについて実践的に学ぶ

本プログラムでは、英語で国際協力について体系的に学びます。また、国際協力の現場で活躍する方の話や海外でのフィールドワークを通して、「世界で起こっていること」と「自分ができること」を考え、実践的な力とマインドを養成。近年、団体や企業などで多様な取り組みがなされているSDGs(持続可能な開発目標)についても、本プログラムで学ぶことができます。

プログラム体系

国際協力を段階的に学ぶ計7科目

科目展開情報

本プログラムは、国際協力に関する幅広い知識を得る「グローバル・イシュー各論」「グローバル共通教養総論」の2科目、国際協力の特定分野をゼミ形式で掘り下げて学ぶ「ソリューション・アプローチ」4科目、フィールドトリップを中心とした実践的な「アクティブ・リサーチ」の計7科目で構成されています。

科目紹介

グローバル・イシュー各論
幅広い国際協力分野の概要を、NPO・NGO等国際協力団体の観点から学ぶ科目です。日本のさまざまな団体や企業が取り組むSDGs(持続可能な開発目標)は、貧困、不平等、気候危機、環境悪化、平和と公正といったグローバル・イシューの解決を目指すものです。本科目では、国際協力に関するNPO・NGO等で活躍するゲスト・スピーカーの話を聞き、SDGsに関連する多様な問題・課題を知り、その解決に向けて個人・グループで考えていきます。

グローバル共通教養総論
グローバル・イシュー各論と並び、幅広い国際協力分野の概要を、国連機関をはじめとする国際機関の観点から学ぶ科目です。登壇するゲスト・スピーカーの話題提供を受け、国連、政府、市民社会、その他の利害関係者などさまざまな分野で生じるグローバル・イシューについて個人・グループで学びます。

ソリューション・アプローチ(開発経済)
開発経済における重要課題である貧困、都市化、災害、気候変動、環境等の分野での開発援助のプロジェクトや、そのアプローチについて、ゼミ形式で学びます。

ソリューション・アプローチ(強制移転・移住)
世界レベルでの国境を越える人の移動、特に「難民」と「移民」に重点を置いて学びます。現在、グローバルな環境下でどのように人が移動し、それに伴ってどのような問題や課題が発生しているかを、少人数で議論しながら考えます。

ソリューション・アプローチ(人道支援)
世界で起こる人道危機の原因と、それがもたらす影響について学びます。重要となる点、課題となる点について、人道支援の分野で活躍するゲスト・スピーカーの話を踏まえ、理解を深めます。

ソリューション・アプローチ(紛争と平和)
現在、世界で起こっている「紛争」を理解するための理論的枠組みと実践的枠組みの双方を学びます。何が平和の維持を妨げるのか、紛争現場で活動するゲスト・スピーカーの話を踏まえながら考えます。

アクティブ・リサーチ
スリランカへのフィールドトリップを授業の中心に置き、国際協力の理念と概念を、スリランカで起きた実例を踏まえて学びます。日本とスリランカの関係にも焦点をあてながら、国際協力全般に関する知識を事前学習で修得し、フィールドトリップでの実践を経て、事後学習でさらに学びを深めます。

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