第3回関東・甲信越静地区スーパーグローバルハイスクール課題研究発表会を開催

2019/02/20

RIKKYO GLOBAL

OVERVIEW

立教大学主催、第3回関東・甲信越静地区スーパーグローバルハイスクール課題研究発表会の様子をお届けします。

実施概要

2018年12月23日(日)に、第3回関東・甲信越静地区スーパーグローバルハイスクール課題研究発表会を池袋キャンパスで開催しました。この発表会は、本学が国際化を推進していくにあたり、スーパーグローバルハイスクール(以下、SGH)指定校とのさらなる連携強化の一環として、2016年度から開催しています。当日は、対象SGH指定校から21校、総勢約300名の生徒が参加し、日々取り組んでいる課題研究について、日本語または英語によるプレゼンテーション、ポスター発表を行いました。
プレゼンテーション発表には、全49組が参加しました。それぞれ8分間のプレゼンテーションの後に、本学の教員による質疑応答・助言、フロアからの質疑応答を行いました。発表した高校生は、自らの研究課題について、スライドを用いて分かりやすくプレゼンテーションを行いました。発表内容のレベルも高く、質問内容にもしっかりと回答できていました。また、フロアからの質疑応答の際には、発表を見学している他校の生徒が積極的に質問する様子も多く見受けられました。本学教員からのフィードバックや、他の生徒の発表を見学し合うことによって、研究活動をさらに発展させ、今後の学習に対するモチベーションアップの機会となったようです。
ポスター発表では、全52組が参加しました。作成したポスターを用いて、来場者に対する説明や質疑応答が行われました。一般の来場者も含め、活発な意見交換が行われ、高校生同士の交流も盛んに行われました。本学教員や教職課程を専攻する大学院学生等も、発表者に対して質問や助言を行いました。
また、グローバル・リンク・シンガポール日本事務局、国際言語学オリンピック(IOL)日本委員会のご協力のもと、各団体による高校生向けの説明会を開催した。また、立教大学の概要説明会も併せて開催し、いずれも多くの高校生が参加しました。

発表終了後、全体で表彰式が行われました。全体講評として、松本茂グローバル教育センター長からは、「様々なトピックについての研究がなされており、興味深く聞くことができた。昨年、一昨年に比べて確実に発表のレベルも向上している。さらに、発表後の質問に対して、果敢に答えようとする姿勢も非常に素晴らしかった。プレゼンテーションをするときには、大切なことを相手にしっかり伝えていきたいという気持ちで臨むことが重要であり、大学の授業や社会に出てからもこの経験は生かされていくものである。今日学んだことを持ち帰って、次のステップに活かしていただきたい。」と激励の言葉が送られました。
表彰結果は以下のとおりです。
1)ポスター日本語部門(金賞2組、銀賞4組)
金賞:「みんなのこども食堂 ~作ろう新たな地域の輪~」(東京工業大学附属科学技術高等学校)
  :「雨漏り/木漏れ日 ‐自然のエネルギーを使ったカフェの設計‐」(東京工業大学附属科学技術高等学校)
銀賞:「群馬でライドシェア!~交通面からインバウンド活性化を図ろう~」(群馬県立中央中等教育学校)
  :「階段サポーター~階段転倒事故減少システムの製作~」(東京工業大学附属科学技術高等学校)
  :「発展途上国における勉強できる環境づくり=持続可能なライト=」(東京学芸大学附属国際中等教育学校)
  :「海のエコラベルから見る持続可能な漁業」(横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校)

2)ポスター英語部門(金賞1組、銀賞2組)
 金賞:「Make Japan a Major Power in GI」(静岡県立三島北高等学校)
 銀賞:「Improve boat people’s life in Vietnam」(静岡県立三島北高等学校)
   :「Education first ~for Vietnamese children~」(静岡県立三島北高等学校)

3)プレゼンテーション日本語部門(金賞3組、銀賞3組)
 金賞:「桃米と茂木から考える里山地域の活性化」(栃木県立佐野高等学校)
   :「山武市にリトル・コロンボを─あえて国内に外国人コミュニティを作る」(千葉県立松尾高等学校)
   :「6次産業化で農家に夢を~農家のマッチング事業を通した農業支援プラン~」(群馬県立中央中等教育学校)
 銀賞:「視覚補助を目的としたベルト型支援デバイスの製作とノーマライゼーション社会の実現への提案」(東京工業大学附属科学技術高等学校)
   :「地域における多世代交流の可能性と実現」(東京学芸大学附属国際中等教育学校)
   :「A comfortable society for everyone」(埼玉県立浦和第一女子高等学校)

4)プレゼンテーション英語部門(金賞2組、銀賞3組)
 金賞:「Combating Food Waste in Japan」(東京学芸大学附属国際中等教育学校)
   :「ニュージーランドと日本における教育による男女平等」(佼成学園女子中学高等学校)
 銀賞:「ゴミのない街を目指して ~マレーシアにおける環境問題~」(富士見丘中学高等学校)
   :「Awareness of First Aid at Schools in the Philippines」(順天高等学校)
   :「Social business using cacao in Vietnam」(神奈川県立横浜国際高等学校)

開催概要

日 時
2018年12月23日(日)10:00~17:00
場 所
池袋キャンパス 11号館・マキムホール(15号館)
参加校
関東・甲信越静地区SGH21校(対象全39校中)
プレゼンテーション49チーム、ポスター発表52チーム
<参加校一覧>
茨城県立土浦第一高等学校、栃木県立佐野高等学校、高崎市立高崎経済大学附属高等学校、群馬県立中央中等教育学校、埼玉県立浦和第一女子高等学校、埼玉県立不動岡高等学校、千葉県立佐倉高等学校、千葉県立成田国際高等学校、千葉県立松尾高等学校、東京工業大学附属科学技術高等学校、東京学芸大学附属国際中等教育学校、富士見丘中学高等学校、順天高等学校、佼成学園女子中学高等学校、玉川学園高等部、神奈川県立横浜国際高等学校、横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校、山梨県立甲府第一高等学校、長野県長野高等学校、長野県上田高等学校、静岡県立三島北高等学校
主 催:立教大学
後 援:文部科学省
協 力:グローバル・リンク・シンガポール日本事務局
    国際言語学オリンピック(IOL)日本員会
来場者数:合計490名:350名(参加生徒、引率教員)、140名(一般)

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