私が立教を選んだ理由「法学部」

法学部・法学科 平野 雄大

2014/01/01

立教を選ぶ理由

OVERVIEW

法学部・法学科の平野雄大さん(桐光学園高等学校出身)に、立教に進学した理由を語ってもらいました。

考える力を養うなら断然法学部です

ぶらりと足を運んだ立教大学が志望大学に

高校1年生の時、友人とふと思い立って立教大学に遊びに来たことがあります。オープンキャンパスでも何でもなく、本当にただぶらりと。その時にたまたまお話させていただいた法学部の先輩がとても温厚な方で、歴史ある建物の雰囲気とあわせて、「立教大学は落ち着いた良い大学」とインプットされました。またその頃には、住まいのある東横線と副都心線がつながるという話も耳にしていて、通学にも便利なことが分かっており、次第に立教大学が自分にピッタリの大学ではないかと考えるようになりました。その中で法学部を選んだのは、言葉の力でさまざまな事象にアプローチできる学問への関心がきっかけです。そして文学部と法学部で迷ったところ、日本を形作る土台や枠組みの学習に興味がわき、法学部への進学を決めました。法曹界等の進路は考えておらず、あくまで学問の一つとして法学を学びたかったのです。

法学とは未来を構想する力を磨くもの

ある教授がおっしゃっていたのですが、法学という学問は、はまらない人とはまる人にきっぱり分かれるそうです。実際、まわりを見ていると1年生が終わる頃には、「ちょっといまいちかな」と思っている人半分、「こんなにおもしろいものがあるのか!」と興奮している人半分といった状態でした。私はどうかと聞かれると、完全に後者で、もう完全にはまってしまいましたね。私は民法を重点的に勉強しています。一般人同士の紛争という比較的身近に起こりうるものを解決へ導くこと、そして何より絶対的な正解のないところに惹かれました。紛争の当事者のどちらの言い分も理解できる中で、民法自体と徹底的に向き合うことは勿論、当時の社会情勢の把握や事実概要の丹念な読解などのさまざまな視点から考え、両者にとってどのような結末が良いのかについて自分の意見を形成していく。 このプロセスが楽しい! 法学部では、六法の丸暗記ではなく、“考える力”を養うことに意義があると考え、抽象的な事象と具体的な事業をつなげる能力の養成を目指しているのです。 私自身、さまざまな視点に立って物事を考える力は入学後に相当鍛えられました。サークルや課外活動等、法学以外の場面で役立つことも多いです。

ゼミで高校生に向けた「出張法学教室」を実施

実は今、所属ゼミにおいて、高校生に向けて法学の面白さを伝える「出張法学教室」を行っています。教授にアドバイスをもらいながら、学生が中心となって取り組んでいる活動で、背景には昨今の法学部志望者の減少があります。その原因の1つには、多くの高校生は法学との接点が皆無で、イメージが掴みにくいこともあるのではと考えています。そこで、学生の視点からお話しすることで、少しでも興味をもってもらえればいいなと思い、この活動を開始しました。内容としては、「未成年」等の具体的なテーマについて、関連法規などを紹介し、何故このような決まりがあるのか、他にどのような決まりが考えられるか等を話し合い、法とはどのようなものか考えるといったものです。実施してみると、高校生の皆さんも積極的に参加してくれ、とても白熱したプログラムになりました。また、鋭い質問や講義の準備で、私達自身の勉強になることもしばしば。この活動が、大学進学を考える高校生の皆さんにとって、何らかの刺激になれば嬉しいです。

人と人とを“つなげる”仕事に就きたい

現在は民間企業、特に不動産業界と放送局への就職を目指して就職活動を行なっています。それぞれに強い思い入れがあるのですが、一見すると異なる業界を志望しているように思われるかもしれません。しかし私にとっては共通点があります。キーワードは、難しく見えるものを分かりやすい形で“つなげる”こと。不動産と人をつなげるのが不動産業界ですし、情報と視聴者をつなげるのがアナウンサーです。多くの人のがんばりや喜び等の思いを汲み取って、人と人との新たなつながりを創っていく仕事がしたいと思っています。これって立教生らしい考え方かもしれません。というのも、立教大学は昔から人を愛することや人の痛みを分かち合うことを大切にしてきた大学で、人の輪を結ぶことに尽力するところがあります。 自分自身、立教大学に魅かれただけあって、そういうカラーが強いのでしょうね。さて、あとは卒業までに英語をしっかり学習するのが目標です。苦手意識があって、これまでやや敬遠気味だったのですが、3年生の後期では、専門科目の2倍は英語の授業を履修しました。「立教で英語を学んだよ」って胸を張って言えるくらいにはなれるよう、頑張ります。

※記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合がありますのでご注意ください。

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