初めてのオンライン学園祭に挑戦——前例のないオンライン学園祭を成功させ、自分の自信につなげたい
コミュニティ福祉学部福祉学科3年次 及川 創平さん
2021/10/08
立教を選ぶ理由
OVERVIEW
新座キャンパスで学園祭実行委員会の及川 創平さん(コミュニティ福祉学部福祉学科3年次)に企画局長としてのお話しを伺いました。
学園祭実行委員会企画局長の仕事とは?
立教大学最大のサークルのひとつ、それが学園祭実行委員会です。私が通う新座キャンパス「学園祭IVY Festa実行委員会」も約300人の大所帯。多くの人と知り合いたくて、1年次から参加しました。参加団体局・渉外局・環境局・制作局・企画局と5つある局のうち、私は企画局に所属しています。企画局の仕事は、通常なら11月の学園祭に向けてステージを作ったり、芸能人を招いたり、地域の子どもたちが遊べるアトラクションを考えたりなど多岐にわたりますが、今はコロナ禍のため、通常とは違う形で進めています。
昨年度は学園祭そのものが中止となりましたが、今年度は11月2日(火)~3日(水・祝)にオンライン開催します。これまでステージは外の広場に設置していましたが、今回は室内に作り、そこで各サークルのステージ発表や、お笑い芸人によるライブを行います。今年はオンラインの特性を活かした、受験生向けの学部紹介なども企画しています。新座キャンパスのサークルは、ダンスやジャズなどが盛んです。また、映像身体学科があるので、映像系のサークルも有名ですし、コミュニティ福祉学部に関連した手話サークルなども。学部とつながりの深いサークル活動も活発なんです。全国どこからでもアクセスできるので、ぜひ関心のあるサークルを見つけにきてください。
現在は企画局の局長として、幹事を務めています。前例のない開催方法なので、従来のノウハウがほぼ役に立ちません。それでも、新しいことに挑戦すれば、自信につながると思い、がんばっているところです。とくに難しいなと感じるのは、局員同士のコミュニケーション。今は集まって親睦を深めることがなかなかできませんが、ZOOM上で打ち合わせだけでなく、「人狼ゲーム」や「NGワードゲーム」、みんなの秘密に関するクイズ大会などを実施して、お互いに知り合い、関わりを持てるよう努めています。局員のみんなには、企画局で実行委員をやってよかったと思ってもらいたいですね。
昨年度は学園祭そのものが中止となりましたが、今年度は11月2日(火)~3日(水・祝)にオンライン開催します。これまでステージは外の広場に設置していましたが、今回は室内に作り、そこで各サークルのステージ発表や、お笑い芸人によるライブを行います。今年はオンラインの特性を活かした、受験生向けの学部紹介なども企画しています。新座キャンパスのサークルは、ダンスやジャズなどが盛んです。また、映像身体学科があるので、映像系のサークルも有名ですし、コミュニティ福祉学部に関連した手話サークルなども。学部とつながりの深いサークル活動も活発なんです。全国どこからでもアクセスできるので、ぜひ関心のあるサークルを見つけにきてください。
現在は企画局の局長として、幹事を務めています。前例のない開催方法なので、従来のノウハウがほぼ役に立ちません。それでも、新しいことに挑戦すれば、自信につながると思い、がんばっているところです。とくに難しいなと感じるのは、局員同士のコミュニケーション。今は集まって親睦を深めることがなかなかできませんが、ZOOM上で打ち合わせだけでなく、「人狼ゲーム」や「NGワードゲーム」、みんなの秘密に関するクイズ大会などを実施して、お互いに知り合い、関わりを持てるよう努めています。局員のみんなには、企画局で実行委員をやってよかったと思ってもらいたいですね。
地域の高齢者を孤立から守る仕事に就きたい
コミュニティ福祉学部福祉学科を選んだ理由は、小4のときに東日本大震災で被災した経験があったから。将来は困っている人を助けたいと考えるようになりました。立教大学は、福祉系の中でもさまざまな分野の専門家が講義してくれることに魅力を感じたんです。入学すると、福祉に関する未知の制度がたくさんあり、またそうした制度を利用する人たちの気持ちを理解していないとうまく制度に結びつけられないことを知りました。
とくに印象的な授業は2年次に受けた「福祉ワークショップ」です。十数人の少人数ゼミで、地域の福祉について学びます。本来は新座市の社会福祉協議会などでフィールドワークを行うのですが、実際に学外に行くことはできませんでした。ただ、カフェの草取りをしながら会話できる場など、高齢者同士が関わりを持てるさまざまな政策があることを学べました。
現在は「相談援助演習」で、より専門的に事例の検証をしています。これも対面授業を2回やった後はオンラインとなってしまいましたが、遠方の認知症施設の方や、ヤングケアラー(家族の介護をする18歳未満の子ども)の経験者の話を聞く機会が設けられ、多地域の情報が得られるなど、かえってよかった面もあります。とくにヤングケアラーの存在はショックでした。自分が高校生活を楽しんでいた同じ年頃に、家族の介護をしていた人がいる。自分だったらできただろうかと考えました。精神的に不安にもなるし、何より子どもは自分から周りに助けを求めることがなかなかできません。利用できる制度も知らないでしょう。地域のソーシャルワーカーがどう働きかけるかが問われている、と感じました。
今月からは実習が始まります。実習先にも担当教授が来てその場で指導してもらえるので心強いです。私が行く社会福祉協議会は、高齢者の困りごとを積極的に拾い上げる仕組みがあるため、現場での制度運用をしっかり学んできたいと思っています。
4年次には、公務員試験と社会福祉士の国家試験を受ける予定です。そのほか、福祉職・一般行政職の公務員試験志望者を対象にした「公務員試験対策講座」を受講しています。私と同じように、公務員として福祉の職に就こうとしている仲間と出会えました。私の地元である気仙沼はいい意味で田舎。お祭りが盛んで、お年寄りとの交流も多かったので、将来は地域の高齢者の孤立をなくすよう働ける自治体職員として活躍したいと思っています。
とくに印象的な授業は2年次に受けた「福祉ワークショップ」です。十数人の少人数ゼミで、地域の福祉について学びます。本来は新座市の社会福祉協議会などでフィールドワークを行うのですが、実際に学外に行くことはできませんでした。ただ、カフェの草取りをしながら会話できる場など、高齢者同士が関わりを持てるさまざまな政策があることを学べました。
現在は「相談援助演習」で、より専門的に事例の検証をしています。これも対面授業を2回やった後はオンラインとなってしまいましたが、遠方の認知症施設の方や、ヤングケアラー(家族の介護をする18歳未満の子ども)の経験者の話を聞く機会が設けられ、多地域の情報が得られるなど、かえってよかった面もあります。とくにヤングケアラーの存在はショックでした。自分が高校生活を楽しんでいた同じ年頃に、家族の介護をしていた人がいる。自分だったらできただろうかと考えました。精神的に不安にもなるし、何より子どもは自分から周りに助けを求めることがなかなかできません。利用できる制度も知らないでしょう。地域のソーシャルワーカーがどう働きかけるかが問われている、と感じました。
今月からは実習が始まります。実習先にも担当教授が来てその場で指導してもらえるので心強いです。私が行く社会福祉協議会は、高齢者の困りごとを積極的に拾い上げる仕組みがあるため、現場での制度運用をしっかり学んできたいと思っています。
4年次には、公務員試験と社会福祉士の国家試験を受ける予定です。そのほか、福祉職・一般行政職の公務員試験志望者を対象にした「公務員試験対策講座」を受講しています。私と同じように、公務員として福祉の職に就こうとしている仲間と出会えました。私の地元である気仙沼はいい意味で田舎。お祭りが盛んで、お年寄りとの交流も多かったので、将来は地域の高齢者の孤立をなくすよう働ける自治体職員として活躍したいと思っています。
小規模な新座キャンパスはいろんな人と関われる環境
私は学びたいことが明確にあって大学に進学しましたが、立教大学では他学部の授業も受講できます。専門的に福祉のことを学ぶ一方で、偏らずに新しい関心を見つけることもできました。また、学びもサークル活動も自分が主体的に動くことで、より多くのことを得られます。実は学園祭実行委員会以外に、バレーボール、スノーボード、お笑いの3サークルにも入ってすべて楽しめています。新座キャンパスは運動施設が多く、体育館で行う室内スポーツも盛んですし、トレーニング室で体力づくりをすることもできます。3学部だけの小規模なキャンパスだからこそ、学部を越えていろんな人と関わることができるのも魅力です。
立教大学に限らず、大学進学に向けて頑張っている人は、その日に学んだことはその日のうちに復習することをお勧めします。後回しにすると範囲がどんどん広がっていくので、毎日その日のうちに復習した方が効率がよいからです。時には息抜きしながら勉強に励んでください。
※本記事は『高校生新聞 ONLINE』(オンライン掲載/2021年9月)をもとに再構成したものです。
※記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合がありますのでご注意ください。
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