一つひとつの小さな選択。
その積み重ねがキャリアデザインにつながった

ユニ・チャーム株式会社 伊藤 元彦さん(大学案内2025)

2024/05/07

立教を選ぶ理由

OVERVIEW

ユニ・チャーム株式会社に勤める伊藤 元彦さんに立教大学で学んだことなどを聞きました。

興味のあることを幅広く学んでみたかった

「いろいろなことに触れ、チャレンジしてみたい」と考えていた私にとって、リベラルアーツ教育を掲げる立教大学は魅力的でした。中でも、幅広い視点で学問を深めていけると感じた社会学部社会学科を選びました。在学中は経営学部や文学部の授業を履修したり、図書館司書の資格取得に取り組んだりと、興味の赴くまま多様な経験を重ねることができました。
ゼミでは格差社会や幸福度の格差について調査。池袋や大塚に赴き、アンケートを実施しました。何が人々の幸福の要因になっているかを調べ、データを分析していくのですが、幸福度を指数で表すために必要だったのが統計学の知見です。この時に身につけた手法や考え方は、ユニ・チャームに入社後の業務でも大いに役立ちました。

何事も、やってみなければわからない

ユニ・チャームに入社後は、大人用紙おむつを提案する営業部門に配属。「ベビー用品や生理用品に携わりたかったのに、なぜ介護部門に?」と戸惑ったものの、「意外に面白いかもしれない」と頭を切り替えました。そう思えたのは、何でもやってみようという元来の性格もありますが、大学での過ごし方が影響していたと思います。
入学してすぐに専門科目で「自殺論」という授業を受け、社会には自分の想像も及ばない問題がたくさんある、自分は幸せに生きているんだと実感しました。社会学の学びをとおして、知り得ないことにもチャレンジしてみようという姿勢が自然と育まれていったのだと思います。
実際、介護の現場も想像とは違っていました。販売先の病院や介護施設でユーザーである高齢者の姿を見て、自分の仕事が目の前の人の助けになっていることがわかり、大きなやりがいを感じました。

人生をかけて追い続けたい目標がある

現在は人事部として新卒採用担当の業務に携わっています。直接的に数字を生み出す営業職と、その営業人材を採用することで会社に貢献する人事職。進め方は違ってもゴールは同じだと思います。そのゴールは、私自身が一生かけて追い続けたい目標とも重なります。私は学生の頃から「他者のため、特に女性と子どものためになる仕事をしたい」と考えていました。社会学部で格差やジェンダーなど、女性に関わるテーマについて考える中で、この思いがより明確になっていきました。私の場合はたまたま自分がやりたいことの延長線上にユニ・チャームという会社があり、今現在も働き続けることができているのは、とても貴重なことだと感じます。
何のために、どんな学びをするのか。4年間を振り返ってみると、小さな一つひとつの選択が自分らしい生き方やキャリア形成につながってきました。偶然でも選んだことが、やがて将来像を結ぶ。私が得たこの実感を、進学を考えている皆さんにお伝えしたいです。

伊藤 元彦さん

ユニ・チャーム株式会社

社会学部社会学科/2020年卒業

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