公開講演会「街づくりデザインから観光を考える」
INFORMATION
現在、わが国は、大都市部への人口移動も相まって、全国各地で人口減少などの危機に直面し、地域経済の低下、遊休不動産の発生などの社会課題が顕在化している。特に地方都市の衰退、中山間地域では集落の維持・存続すら危ぶまれる状況である。NTTアーバンソリューションズ総合研究所とJTB総合研究所は、これらの社会課題に対して、これまでの調査研究で培った知見を活かし、自然、文化・歴史、地域産業、人材などの地域資源を面的に活用した魅力的な“観光街づくり”の推進をめざす「観光まちづくり共創ラボラトリー」を立ち上げた。本公開講演会では、「遊休不動産の活用」「地域のリブランディング」「関係人口の創出」「観光経済圏の確立」「観光DX」などのキーワードを軸に、地域資源を活用した観光まちづくりデザインと観光の事例やトレンドなどを紹介する。
講師
株式会社JTB総合研究所主席研究員
岡田 邦喜 氏
総合商社系シンクタンク新事業開発部門にてパブリックビジネス推進室およびICTイノベーション室シニアプロジェクトマネジャーを経て、現職では、主に観光街づくりの領域において、エリアマネジメント、分散型面開発、スモールラグジュアリーホテルなどの調査研究・事業計画支援などに従事。
株式会社NTTアーバンソリューションズ総合研究所上席研究員、一級建築士、本学ビジネスデザイン研究所特任研究員
林 正樹 氏
デベロッパー・設計事務所にてオフィスビル・ホテル・教育施設等の企画・設計業務を経て、現職では、全国の都市圏における街づくりビジョンについての調査研究に従事。
株式会社NTTアーバンソリューションズ総合研究所主任研究員
坂巻 哲 氏
博士(危機管理学)。リスクマネジメント・危機管理の視点から、自然災害によるリスクを回避・軽減するレジリエントな街づくりの調査研究などに従事。
株式会社NTTアーバンソリューションズ総合研究所取締役、一級建築士、本学ビジネスデザイン研究科客員教授
今中 啓太 氏
現在、建築・デザインを思考のベースとし、まち・ひとの様々なデータとITツール等の活用を組み合わせ、ひとにとっての豊かで多様な街づくりに従事。