スポーツと栄養を掛け合わせ、「対応力」で夢に挑み続ける
味の素株式会社 栗原 秀文さん
2025/02/27
立教卒業生のWork & Life
OVERVIEW
社会学部産業関係学科の卒業生で、味の素株式会社の栗原秀文さんにお話を伺いました。
野球少年だった私は東京六大学野球出場を夢見て立教中学校に進学し、大学まで野球部で活動しました。立教で過ごした10年間、自由な校風の中で自然と観察力やコミュニケーション力、行動力といった幅広い素養が培われ、何事にも柔軟に対応できる力が身に付いたと思います。多方面の方と関わりつつ、アスリートと向き合う今の仕事でも、この力は役立っています。
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味の素に就職して1年たった頃のことです。中学からの友人でもある同僚から「海外での事業経営を目標として、必要な知識、経験、人脈を得るために会社勤めをしている知人がいる」という話を聞き、「会社員=会社に尽くす」というイメージを抱いていた私は衝撃を受けました。私も自分の夢のために働きたい。そこで思い浮かんだのは「長年親しんできたスポーツの経験と味の素ならではの栄養の知見を掛け合わせ、ビジネスに生かすこと」でした。
夢への第一歩として、当時販売が始まったばかりのアミノバイタル®※の営業のため、住んでいた愛知から東京の明治神宮球場に週末を利用して通いました。他の商品の営業の傍ら、自主的に行っていた取り組みでしたが、負担感より充実感が大きかったです。こうした努力の末、多くの球界関係者と面識を持つように。栄養について尋ねられた際も自ら勉強し、スポーツに求められる栄養の知識なら誰にも負けないという確信を持てるまでになりました。
日本オリンピック委員会(JOC)と共同でトップアスリートを支える「ビクトリープロジェクト®」には2004年から参画。「選手をサポートしてアミノバイタル®を知ってもらう」取り組みを、「選手を栄養面から支援する」活動に変えていきました。新たな挑戦の結果、より多くの選手をサポートできるようになり、大変うれしく思います。
20年近く選手と関わる中で学んだことの一つが、世界大会の場には「他国の選手とも応援し合い全力を尽くす」雰囲気があること。こうした考えを持ちながら、会社の取り組みをさらに広げ、社員がより仕事に誇りを持てるようにしたいと思います。夢は尽きないですね。
※アミノバイタル®:アミノ酸を使った味の素のサプリメントシリーズ。
夢への第一歩として、当時販売が始まったばかりのアミノバイタル®※の営業のため、住んでいた愛知から東京の明治神宮球場に週末を利用して通いました。他の商品の営業の傍ら、自主的に行っていた取り組みでしたが、負担感より充実感が大きかったです。こうした努力の末、多くの球界関係者と面識を持つように。栄養について尋ねられた際も自ら勉強し、スポーツに求められる栄養の知識なら誰にも負けないという確信を持てるまでになりました。
日本オリンピック委員会(JOC)と共同でトップアスリートを支える「ビクトリープロジェクト®」には2004年から参画。「選手をサポートしてアミノバイタル®を知ってもらう」取り組みを、「選手を栄養面から支援する」活動に変えていきました。新たな挑戦の結果、より多くの選手をサポートできるようになり、大変うれしく思います。
20年近く選手と関わる中で学んだことの一つが、世界大会の場には「他国の選手とも応援し合い全力を尽くす」雰囲気があること。こうした考えを持ちながら、会社の取り組みをさらに広げ、社員がより仕事に誇りを持てるようにしたいと思います。夢は尽きないですね。
※アミノバイタル®:アミノ酸を使った味の素のサプリメントシリーズ。
『立教大学校友会報 No.467』より抜粋しています。
インタビューの全文は、校友会Webサイトでご覧いただけます。
インタビューの全文は、校友会Webサイトでご覧いただけます。
※本記事は季刊「立教」270号(2024年11月発行)をもとに再構成したものです。バックナンバーの購入や定期購読のお申し込みはこちら
※記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合があります。
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プロフィール
PROFILE
栗原 秀文さん
立教中学校・高等学校卒業。1999年社会学部産業関係学科(当時)卒業。同年、味の素株式会社に入社。営業職や「アミノバイタル®」の事業担当を経て、2004年から「ビクトリープロジェクト®」に加わる。フィギュアスケートの羽生結弦選手や、柔道の阿部一二三選手など多くの選手をサポート。現在はプロジェクトリーダーを務める。