オンライン海外インターンシップ——ウィズコロナ時代の新たな形
本澤 海翔 さん(経営学部国際経営学科2年次)
2021/08/31
RIKKYO GLOBAL
OVERVIEW
海外の現地企業等で就業体験を行う「海外インターンシップ」は新型コロナウイルス感染拡大の影響により、学生派遣ができない状況が続いています。
そうした中、さまざまなコミュニケーションツールを活用した「オンライン海外インターンシップ」がスタート。
これまでにない新しい形に挑んだ学生の声をご紹介します。
「働き方の変化」に対応すべく今回学んだスキルや意識を生かしたい
体験談-VOICE
経営学部国際経営学科2年次 本澤 海翔 さん HONZAWA Kaito
<オンライン海外インターンシップ先基本情報>
<オンライン海外インターンシップ先での業務内容>
通常の海外インターンシップでは実際に現地へ足を運びますが、コロナ禍により渡航が困難となってしまいました。そのような状況でも、自宅で海外企業での働き方を経験できるのは、大変貴重な機会であると考えたのです。また、オンラインでの働き方を早い段階から体験したいと思ったことも、参加した理由の一つです。コロナ禍に伴い、テレワークを推進する企業も増えてきました。「働き方の変化」に、いち早く対応できるようになりたいという思いがあり、オンライン海外インターンシップへの挑戦を決めました。
JR東日本シンガポール事務所では、2020年2~3月に現地での海外インターンシップに参加させていただきました。継続して同社を選んだのは、コロナ禍で訪日外国人観光客がほぼゼロになっている状況において、どのように日本の情報を発信すれば今後につなげられるのかというマーケティング手法に興味があったからです。
経営学部国際経営学科2年次 本澤 海翔 さん HONZAWA Kaito
<オンライン海外インターンシップ先基本情報>
- 国・地域名:シンガポール
- 企業名:JR東日本シンガポール事務所
- 期間:2020年6月17日~7月30日
<オンライン海外インターンシップ先での業務内容>
- 外国人観光客に向けたPR記事を英語で作成
- オンラインイベントにゲストスピーカーとして参加
Q1.オンライン海外インターンシップに参加した理由は?
A.海外企業での働き方とオンラインでの働き方を経験できるから通常の海外インターンシップでは実際に現地へ足を運びますが、コロナ禍により渡航が困難となってしまいました。そのような状況でも、自宅で海外企業での働き方を経験できるのは、大変貴重な機会であると考えたのです。また、オンラインでの働き方を早い段階から体験したいと思ったことも、参加した理由の一つです。コロナ禍に伴い、テレワークを推進する企業も増えてきました。「働き方の変化」に、いち早く対応できるようになりたいという思いがあり、オンライン海外インターンシップへの挑戦を決めました。
JR東日本シンガポール事務所では、2020年2~3月に現地での海外インターンシップに参加させていただきました。継続して同社を選んだのは、コロナ禍で訪日外国人観光客がほぼゼロになっている状況において、どのように日本の情報を発信すれば今後につなげられるのかというマーケティング手法に興味があったからです。
Q2.オンラインで参加した感想は?
A.授業との両立ができ、時間を有効活用できるのが魅力
通常の海外インターンシップは、長期休暇を利用するのが一般的だと思います。一方、オンラインですと通常の授業期間中に参加できるため、立教大学の授業との両立が可能となり、時間を有効活用することができました。
今回のインターンシップでは主に二つの業務を行いました。一つは「JR Times」というWebメディアでシンガポール人向けの英文記事を作成したこと。日本の東北地方のPR記事を担当したのですが、自身の東北旅行の経験を生かしつつ、外国人観光客の視点に立って執筆しました。
もう一つは、オンラインイベントにゲストスピーカーとして参加したこと。岩手県の観光名所に関する10分程度のプレゼン資料を作成し、発表しました。日本人の代表であるという責任感もあったので、シンガポール人がどのようなことを求めているのか、入念に調査し、何度も練習を繰り返して本番に臨みました。
通常の海外インターンシップは、長期休暇を利用するのが一般的だと思います。一方、オンラインですと通常の授業期間中に参加できるため、立教大学の授業との両立が可能となり、時間を有効活用することができました。
今回のインターンシップでは主に二つの業務を行いました。一つは「JR Times」というWebメディアでシンガポール人向けの英文記事を作成したこと。日本の東北地方のPR記事を担当したのですが、自身の東北旅行の経験を生かしつつ、外国人観光客の視点に立って執筆しました。
もう一つは、オンラインイベントにゲストスピーカーとして参加したこと。岩手県の観光名所に関する10分程度のプレゼン資料を作成し、発表しました。日本人の代表であるという責任感もあったので、シンガポール人がどのようなことを求めているのか、入念に調査し、何度も練習を繰り返して本番に臨みました。
Q3.どのような発見や成長がありましたか?
A.臆せずに発言することの重要性を改めて感じました
対面の場合、言葉で分かりづらいことがあっても、ジェスチャーなどで伝わるケースがあります。しかし、オンラインではこれが通用しない時もあり、コミュニケーションの難しさを痛感。それだけに、少しでも疑問が生じた時は即座に質問し、早い段階で相手との認識を一致させることに努めました。所属していたチームでは日本人は私だけだったため、この点には特に注意を払いました。
海外では、たとえ自分の意見に自信がなくても、積極的に発言することが求められます。そこにオンラインという環境が加わると、なおさらその姿勢が重要になると感じました。将来、外資系企業などのグローバルな舞台で働きたいと考えており、多様な人との信頼関係を築いていくためにも、臆せずに意思表示する姿勢を身に付けられたのは大きな収穫でした。働き方が変化していく時代において、今回の経験から学んだスキルや意識を生かしていきたいです。
対面の場合、言葉で分かりづらいことがあっても、ジェスチャーなどで伝わるケースがあります。しかし、オンラインではこれが通用しない時もあり、コミュニケーションの難しさを痛感。それだけに、少しでも疑問が生じた時は即座に質問し、早い段階で相手との認識を一致させることに努めました。所属していたチームでは日本人は私だけだったため、この点には特に注意を払いました。
海外では、たとえ自分の意見に自信がなくても、積極的に発言することが求められます。そこにオンラインという環境が加わると、なおさらその姿勢が重要になると感じました。将来、外資系企業などのグローバルな舞台で働きたいと考えており、多様な人との信頼関係を築いていくためにも、臆せずに意思表示する姿勢を身に付けられたのは大きな収穫でした。働き方が変化していく時代において、今回の経験から学んだスキルや意識を生かしていきたいです。
オンライン海外インターンシップ概要
- プログラムの位置付け
2020年度は正課外プログラム
※2021年度より正課「国内実践グローバルインターンシップ」として開講。 - 派遣期間
企業指定の2~3カ月程度(企業により異なる) - 実習内容
企業の指示による - 実習時間
計30時間以上 - 対象
全学部、全学年(ただし、企業により指定される場合あり)
オンライン海外インターンシップ受入企業
オンライン海外インターンシップの様子
オンライン海外インターンシップチラシ
※本記事は季刊「立教」255号(2021年1月発行)をもとに再構成したものです。定期購読のお申し込みはこちら
※記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合があります。
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