授業をきっかけに広がったAIへの興味。所属学部の枠を超え、先進的な学びに挑戦する
社会学部メディア社会学科4年次 成田 百花さん
2022/08/01
立教生のキャンパスライフ
OVERVIEW
音楽産業への興味から社会学部メディア社会学科に進学し、その研究に打ち込む一方で、人工知能(AI)について学びを深めている成田百花さん。2年次に履修した「情報社会論」が一つのきっかけだったという。
「『これからの時代はAIに関する広範囲の知識を持ち、エンジニアと協働できるジェネラリストが必要だ』という和田伸一郎教授(社会学部)の言葉が強く印象に残りました。そこから先輩の紹介でAI企業のインターンシップに参加したり、独学でG検定※1を取得したりとその勉強に熱中していったのです」
そして、3年次の秋学期に履修したのが、AIを使った無人店舗の実証実験をテーマとする「メディア社会特殊講義(1)」だ。
※1 G検定:一般社団法人日本ディープラーニング協会が実施する検定試験。AIの技術の一つである「ディープラーニング(深層学習)」の基礎知識を有し、事業に活用する能力を有しているかを検定する。成田さんは2021年3月に合格。
そして、3年次の秋学期に履修したのが、AIを使った無人店舗の実証実験をテーマとする「メディア社会特殊講義(1)」だ。
※1 G検定:一般社団法人日本ディープラーニング協会が実施する検定試験。AIの技術の一つである「ディープラーニング(深層学習)」の基礎知識を有し、事業に活用する能力を有しているかを検定する。成田さんは2021年3月に合格。
PCに向かう成田さんと、「メディア社会特殊講義(1)」科目の報告会(1月21日)の様子。前週(1月14日)にプレゼンテーションを終えた成田さんは、他の班の発表を興味深く聞いた
「『SDGs×AI×経済×法』の担当教員である河村賢治教授(法学部)が紹介してくださった科目です。大学院人工知能科学研究科とコラボした刺激的な授業内容に惹かれました」と振り返る。
成田さんはプログラミング言語のPython(パイソン)を用い、「給料日・年金支給日それぞれの前後で購買行動は変化するのか」を主題に、購買データの分析やプレゼンテーションを行った。
「私と後輩3人で構成された学年混合チームで、Python経験者は自分だけだったため、メンバーへのフォローを常に心掛けていました。トライ&エラーを繰り返す中で、知りたい情報に応じたデータの抽出・加工スキルや分かりやすく効果的なグラフを作成する技術が身に付いたと感じます。AIやビッグデータがあれば何でもできるわけではありません。この講義を通して『全ては運用する人間次第』であることを学びました」
成田さんはプログラミング言語のPython(パイソン)を用い、「給料日・年金支給日それぞれの前後で購買行動は変化するのか」を主題に、購買データの分析やプレゼンテーションを行った。
「私と後輩3人で構成された学年混合チームで、Python経験者は自分だけだったため、メンバーへのフォローを常に心掛けていました。トライ&エラーを繰り返す中で、知りたい情報に応じたデータの抽出・加工スキルや分かりやすく効果的なグラフを作成する技術が身に付いたと感じます。AIやビッグデータがあれば何でもできるわけではありません。この講義を通して『全ては運用する人間次第』であることを学びました」
代表を務めていたK-POPカバーダンスサークルの集合写真
今回の履修前、成田さんは人工知能科学研究科の大学院生のプロジェクトに、オブザーバーとして参加する機会にも恵まれた。
「所属学部にこだわらず、挑戦したいと思ったことに何らかのアクションを起こせば、チャンスは必ず訪れるものです。これからも好奇心のアンテナを張り巡らせ、活動の幅を貪欲に広げながら、新たな学びを日々積み重ねていきます」
「所属学部にこだわらず、挑戦したいと思ったことに何らかのアクションを起こせば、チャンスは必ず訪れるものです。これからも好奇心のアンテナを張り巡らせ、活動の幅を貪欲に広げながら、新たな学びを日々積み重ねていきます」
※本記事は季刊「立教」260号(2022年4月発行)をもとに再構成したものです。バックナンバーの購入や定期購読のお申し込みはこちら
※記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合があります。
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