常に自分と対話し、足りないものを補うため、世界に学びに行った大学時代
宮田 恭宏 さん 大手機器メーカー(経営学研究科国際経営学専攻(前期)2019年3月修了)
2019/05/23
キャリアの立教
OVERVIEW
経営学研究科国際経営学専攻(前期)の修了生に立教での学生生活とキャリア形成についてお聞きしました。
「ここでなら学ぶ意味がある」と納得して目指した立教大学経営学部
高校時代、バスケットボールに打ち込んでいたため、大学進学には興味がありませんでした。ところが怪我をしてしまい新たな進路を考えていたところ、友達に誘われて立教大学のオープンキャンパスに参加。そこで、「リーダーシップ」について学べる経営学部に興味を持ちました。
立教の経営学部では役職に関係なく誰でも発揮することができる「権限のないリーダーシップ」を学ぶことができるのが特徴で、これまで自分自身が小中高とバスケットボールチームにおいて立場に関わらずどうやったらもっとうまくチームをまとめられるかを意識してきたことと繋がると感じました。さらに、国際経営学科の英語でビジネスを学ぶというコンセプトにも強く惹かれ、「大学に行く意味って何だろう」と考えていた僕が、ここでなら学ぶ意味があるかもしれないと感じ、第一志望に決めました。
入学後、リーダーシップの基礎について学び、自分にとってのリーダーシップや自分の強みについて深く考えるように。グループワークを通して、自分は組織や他者に対してどんな影響を与えられるのかといったことを考えるなかで、改めて自分を内省し、今後自分がどう行動していくべきかをうまく発見することができたのが、経営学部で学んで一番良かった点です。
入学後、リーダーシップの基礎について学び、自分にとってのリーダーシップや自分の強みについて深く考えるように。グループワークを通して、自分は組織や他者に対してどんな影響を与えられるのかといったことを考えるなかで、改めて自分を内省し、今後自分がどう行動していくべきかをうまく発見することができたのが、経営学部で学んで一番良かった点です。
その後の学ぶ姿勢を大きく変えた海外インターンシップ
入学当初、それまでスポーツばかりやっていたので正直英語は苦手でした。ですが、帰国子女の人など、日本人でありながら英語を話す人たちを目の当たりにし、これまで自分がいかに狭い世界で生きて来たかということを実感しました。その時想像したのが、「もし英語が話せたら、世界はどう見えるんだろう」ということ。そこで無理やり自分自身を、英語を話さなければいけない状況に追い込もうと、日本では英語を使うゼミへの参加、英語での講義を受け、その後はアメリカの語学学校に飛びこみました。様々な国の人たちと共に2カ月英語を必死に学んだ結果、読める文献や理解できるニュースの幅が広がり、文字通り世界が広がったような気になりました。
もう一つ衝撃的な経験をしたのが上海で参加したインターンシップです。立教大学出身の方が経営する会社で、インターンを通して何が学べるんだろうとワクワクした気持ちで出社したところ、開口一番「君は何ができるの?」「我々が君を雇う価値はどこにあるの?」と問われ、自分の価値とは何か?自分が組織に影響を与えられることは何か?と考えるようになりました。仕事とは与えられるものでは無く、自分から取りに行くものだということを学び、ここでの経験がその後の自分の行動に大きな変容をもたらすきっかけとなりました。帰国後、さらに自分を鍛えようとカナダのビジネススクールに留学。厳しい環境でしたが大きな刺激を受けながら乗り越えました。
企業選びのこだわりは海外で勝負でき、学びを深められること
大学卒業後は就職しようと考えていましたが、留学中、全く思うようにいかない毎日を過ごしていたため、もっと専門性を身に付けたいと考えるように。教授に相談したところ、経営学部には学部4年次の秋学期から大学院で学び合計5年で修了できる制度があると知り、大学院に進むことにしました。
自分のキャリアについては、上海でのインターンシップを機に深く考えるようになりました。そのため、学内だけではなく、できるだけ学外のコミュニティにも身を置きながら、社会人の方と意識的に話をしたり、世の中のトレンドを意識したりと、積極的に学びました。「何のために働くか」は人それぞれですが、自分が出した答えは「学ぶため」でした。大学時代一貫して理論を学んできたため、社会の現場でそれを実践的に学びたいと考えました。
自分のキャリアについては、上海でのインターンシップを機に深く考えるようになりました。そのため、学内だけではなく、できるだけ学外のコミュニティにも身を置きながら、社会人の方と意識的に話をしたり、世の中のトレンドを意識したりと、積極的に学びました。「何のために働くか」は人それぞれですが、自分が出した答えは「学ぶため」でした。大学時代一貫して理論を学んできたため、社会の現場でそれを実践的に学びたいと考えました。
自分の「無知の知」に気付き、それを超えるために行動した
具体的に働きたい企業を見つける過程で、将来海外で働きたいという思いが明確にありました。そこで日本企業かつ海外で勝負でき、年功序列ではなく成果主義の会社を業界問わず見ていきました。そのなかで、憧れではなく、自分がそこで働く姿を想像できたのが就職した会社でした。社員1人1人が徹底的に考え、探究している姿に感銘を受け、自分もそういった人たちと一緒に働き、学びたいと思ったのが決め手でした。
僕にとっての大学時代とは、自分の知らない世界にぶち当たる度に自分の「無知の知」を知り、自分なんてまだまだ何も知らない、自分の知らない世界がたくさんあることに気付かされ、すごい人に出会う度に、何がこの人をここまで動かすんだろう、という探求心がモチベーションとなり自分自身が動かされる。そんな繰り返しの中で自分を鍛えた貴重な時間でした。
僕にとっての大学時代とは、自分の知らない世界にぶち当たる度に自分の「無知の知」を知り、自分なんてまだまだ何も知らない、自分の知らない世界がたくさんあることに気付かされ、すごい人に出会う度に、何がこの人をここまで動かすんだろう、という探求心がモチベーションとなり自分自身が動かされる。そんな繰り返しの中で自分を鍛えた貴重な時間でした。
※記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合があります。
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